歯周病の予防とケア
放っておくとなぜいけないの?

歯周病を放っておくとよくないのは、歯が抜けてしまうだけが理由ではありません。
歯肉に膿がたまっていると、そのばい菌が血液を通って全身にまわってしまうのです。
これを病巣感染といい、このばい菌が内臓の病気になることがあります。
かからないための予防
ブラッシングで歯垢を取る
細菌のかたまりである歯垢をいつまでも口の中にとどめておくと、歯周病が忍び寄ってきます。
食後はしっかりブラッシング。あせらずしっかり歯垢を落としましょう。
砂糖は取り過ぎない
砂糖は細菌を悪質なものに変え、ネバネバとして歯にくっつかせます。長時間口の中にとどまるキャンディーなどは特に歯に悪いもの。口寂しいからといっても控えめに。
しっかり噛んで食べる
歯槽骨や歯根などを鍛えるには噛むことがいちばん。食事は30~50回噛んで食べることを習慣にしましょう。唾液に含まれる成分が、骨の回復の手助けをしてくれます。
疲れをためない
体が疲れてくると、てきめんに歯肉が弱ってきます。
その弱った歯肉に歯垢が悪さをして、油断をしていると歯周病に侵されるのです。また、心配事やストレスも歯肉を悪くする要因です。
かかってしまった人のケア
治療後もきちんとブラッシングする
治療中、治療後を通して欠かせないのがブラッシング。
細菌が原因である歯周病では、歯垢を取り除くことがより重要です。歯間ブラシや部分みがき用の歯ブラシを使って徹底的に。
家族も協力し、検査を
きちんと歯垢を落とすためには時間がかかります。
洗面所を長時間ひとりじめしていても、文句をいわずに協力してあげましょう。また、歯周病は家族に感染することがあるので、1人だけ治療せず家族も検査しましょう。
