今までに、こんなに「間違った治療」を施されてはきませんでしたか?
今までに、こんなに"間違った治療"を施されてはきませんでしたか?
今までにどこの歯科医院に行っても貴方の"歯周病"は完治しなかったのではないでしょうか? 「様子を見ましょう」などといわれ、クリーニングやスケーリング処置しか施してもらえずに、何度も何度も通院しても、一向に改善の目処すら立たない・・・。
上記の処置というのは、あくまで予防でありメンテナンスでしかありません。「歯周病」はれっきとした病気であるのにも関わらず、なぜ治療する前に「予防」を行うのでしょうか? あるいは「神経を取りましょう」などと言われることもあったかと思います。しかしこの治療法もアウトです。神経がなくなってしまえば歯髄に栄養が行き渡らなくなり、結局は何の解決にもならないのです。
お恥ずかしながら、多くの歯科医が「歯周病」というものを正しく理解していないことで、このような悪しき現象が蔓延しているのでしょう。
歯科医が歯を抜きたがらない本当の理由
多くの歯科医たちが患者さんに対し、「可能な限り歯を抜かずに温存する」という治療スタイルこそが、あたかも有効な手段であるかのように説明し、有効的な治療を放棄していると先に述べました。
その背景には、以下で説明をする、日本人特有の"自分の歯を抜きたがらない"患者心理があり、それを利用して抜本的な治療を行わずに、いつまでもダラダラと通院させなくては、自らの歯科医院の経営的が維持できないという、日本の医療報酬制度そのものの問題が絡んでいることも確かなのです。
多くの歯科医が歯を抜きたがらない理由はいくつかあります。
昭和初期の頃の歯科医療の世界に蔓延した「とにかく抜歯」といった風潮の反動により、歯科のイメージが「怖い」「痛い」ものに固定されました。その反動として、負のイメージを払拭するのにやっきになり、現在の歯科医たちが歯を抜くことを極端に避けるようになったと考えられます。
また、外科的な要素も含まれる抜歯には、多少の訴訟リスクがあるということも理由の一つと考えても良いでしょう。
そして、何よりも根源的な問題といえば、我が国の保険制度そのもののあり方に起因しているといえます。多くの歯科医師たちは自らの医院経営を守っていくために、延々と治療を続けて保険ポイントを稼いで行かなくてはなりません。「抜きたくない」と、思っている患者さんたちの心理を利用して無駄に治療を引き伸ばし、そして医院経営を維持していく。これこそが、抜けば簡単に完治する歯周病に対して、わざわざ長期間に渡って施す温存治療の実態なのです。
